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プロジェクトストーリー
PROJECT / 工事部門

新駅設置に係る工事
施工計画~実施工

計画4年、施工3年半の巨大プロジェクト。

計7年半にも渡るプロジェクトの喜怒哀楽のストーリー

PROJECT / 工事部門

新駅設置に係る工事
施工計画~実施工

計画4年、施工3年半の巨大プロジェクト。

計7年半にも渡るプロジェクトの喜怒哀楽のストーリー

  • 部長
    K.T.
  • 職長
    T.S.
  • 重機オペレーター
    H.K.
  • 合図マン
    S.N.
  • 合図マン
    M.H.

このプロジェクトを手掛けると初めて聞いたとき、どう思いましたか?

T.S.

僕が最初に聞いたのは工事の1年前で、職長として携わってほしいと。率直に失敗が許されないので大変だと感じた半面、これは自分にとって大きなチャンスだとも思いました。重大な役割を任せてもらえるなら頑張って成長しなければ、と楽しみで燃える気持ちが湧いてきたことを覚えています。

H.K

これまで関わってきた在来線とはまったく違うため、難しい仕事になるなと身構えました。何もかもが未知の世界で、果たして自分にできるだろうかと不安でしたね。

S.N.

世界でも初めての挑戦とあって、ものすごいプレッシャーを感じました。ただ工事が始まってみると緊張は消え、難しい仕事に携われるワクワク感が込み上げてきたんです。

今回の施工で、苦労したポイントは何ですか?

T.S.

これまでに一度もトラブルのない路線!限られた時間の中で施工しないといけない焦り、ささいな失敗も許されないプレッシャーは未だかつてない重圧でした。ホーム側には鉄道ケーブルが沢山あるし上空制限もある。
それでも絶対に、SPD11号機をぶつける等して鉄道施設物を傷つけるわけにはいかない。その気持ちがどんな作業をしているときも頭から離れず、細心の注意を払って作業を行っていました。

H.K

実は何度も想定外の事があり、かなり苦労の連続でした。特に杭打機を線路から線路へ載せ替える時が一番大変でしたね。地面もフラットではなかったので苦労しました。

S.N.

この現場独自のルールがとにかく厳しくて、慣れるまで大変でした。あとは限られた時間のなかで施工にあたるため、ひとつひとつの作業が二度手間にならないよう注意していました。

施工以外の部分で、つらかったことや大変だったことはありますか?

T.S.

施工日数がかなり少なかったうえ、施工期間中に新型コロナウイルス感染症が蔓延したのには困りました。メンバーはもちろん、協力会社の方たちも罹患してたびたび工事がストップしてしまって…。それが一番つらくて、ずっと悩みの種でしたね。その環境でいかに各自がスキルを上げて対応するのか、シビアな現場だったと思います。

H.K.

歩く距離が長かったのには参りましたね。朝礼場所・載線場所・施工場所、各ポイント間の距離もある上、1日に何往復もしたので、現場に入って初めのうちは、毎日脚がパンパンになっていましたよ。

M.H.

僕も、ほかの現場に比べて動く距離の長さにびっくりしました。あとは道具や機材の管理にとても厳しくて、作業終わりには必ず毎回南京錠をかけないといけないのもしんどかったですね。

S.N.

現場へ入るのに必要なIDカードをなくすと本当に大変なので(笑)
これだけは気をつけていましたね。

今回の施工を通して、自分が成長したと思う点を教えてください。

T.S.

難航した作業もありましたが、時間に追われるなかでも焦らずにやりとげることができました。あらかじめ大変なプロジェクトだとわかっていたので、有事の際にどう対応するのかは入念にシミュレーションしていましたからね。溶接や配管にもかなり工夫を凝らし、万が一の事態が起きてもリカバリーしやすいように準備・対策を行っていました。その結果余裕を持って対処でき、問題解決の速さにもつながったと思います。みんなをまとめ、引っ張ってプロジェクトを成功させたことで自信が生まれました。

H.K.

僕は合図マンからオペレーターに変わり、それによって仕事に対する視点も大きく変化しました。合図マンとして培った経験を生かしつつ、大変な仕事を乗り越えることでかなりステップアップできたと実感しています。

M.H.

現場内の状況をオペレーターに伝える「合図マン」をさせてもらいました。初めてのことばかりで、僕がいかにうまく機能するかが予定通り進めるためのカギになっていて…。途中から加わったのもあり、本当に責任重大で押しつぶされそうでした。無事終わってほっとしたとともに、乗り切ったことで成長できたなと思っています。

S.N.

機械をぶつけないようプレッシャーはありましたが、自分ではいろいろ考えることも多い現場でした。改善策を出しながら試行錯誤の連続だったので、非常にためになりましたね。

この施工を終えた時の感想や、今の想いを教えてください。

T.S.

自社で製作した「SPD11号機」で挑んだ、この会社に勤め始めて最大のプロジェクトでした。すごい仕事を成しとげたという達成感は格別で、自分の子どもや家族にも胸を張って言える成果だったと思っていますよ。完成した瞬間、思わず写真を撮って上長に送ったくらいです。

H.K.

すごいものを作り上げた実感がこみ上げるいっぽう、やっと終わって安心した気持ちもありました。
世界に1台の「SPD11号機」は、間違いなく弊社の看板になったと思います。

M.H.

電車に乗るたび、今でも当時を思い出して感慨深い気持ちになります。生活に欠かせない交通インフラですし、一生涯地図に残るものですから。「いい仕事をした」と誇りを持って言えますね。

S.N.

弊社にとって一大プロジェクトですから、毎日充実感に満ちていました。自分が打った杭のその後を見ることもでき、すごい仕事ができたなと感じます。

K.T.

このプロジェクトは当社にとって新たな挑戦となる思い出深い現場でした。
非常に難しい案件だったため、計画は幾度となく振り出しに戻り、時間も労力も費やしました。施工はS職長と精鋭メンバーに任せていましたが、いざ施工が始まると心配で心配で・・・S職長からの日報が上がってくるのを待てず、気がせいで電話ばかりしていた記憶があります。ですから当社で施工した仮橋脚杭に線路を受け換えた時は、社内にいたみんなで湧きあがりましたよ。社長なんか涙を浮かべていたほどですからね(笑)
難しい施工を可能にする提案、特殊杭打機の製作を経て、無事に完工を迎えることが出来ました。ほんとメンバーみんな、よくやってくれたと感謝しています。